知略と交渉,フリードリヒ2世(3);ドイツ 8
知略と交渉、フリードリヒ2世(3);ドイツ 8 フリードリヒの遠征中,グレゴリウス9世は北イタリア諸都市を唆(ソソノカ)して南イタリアを攻撃した。皇帝は帰国すると都市を占拠していた教皇派の軍隊を撃退し,教皇を威嚇して,和議に持ち込むことに成功した。1230年,チュートン騎士団と皇帝側の譲歩で,サン...
ショートコラムの憂鬱 2021 part 3
ショートコラムの憂鬱 2021 part 3 sleepy eyes evening。(日経新聞の記事より) ドイツの水素へのエネルギー転換政策が停まらない。主力企業であるシーメンスが2024年までに水素鉄道に参入すると表明して10カ月,ドイツ鉄道と共同で燃料電池を搭載した車両の開発も始まり,補給インフラの拠点の整備も含め,こ...
復活への階段 the stairs to resurrection その5
復活への階段 the stairs to resurrection その5 現在の世界の水素生産は,産業ガス大手であるフランスのエア・リキード,ドイツのリンデ,アメリカのエア・プロダクツ・アンド・ケミカルズの3強が大半を占める。エア・リキードの年内生産量は重量換算で約120万トンに相当する140億㎥,日本国内水素供給量全体の半...
退職後の生計と終末期医療 その5
退職後の生計と終末期医療   その5  厚労省が今進めようとしている施設介護から在宅看取りへの流れは,これまでの施設介護の弊害である,入居者に課せられる内規の問題では,例によって,臭い者には蓋(フタ)という御座なりな姿勢で対処してきたことが災いして,入居者やその家族と齟齬(ソゴ)が生じることも多...
退職後の生計と終末期医療 その4
退職後の生計と終末期医療   その4  現在,貯金の大半は,すでに投資のことを意味するようになっており,一般には長期小額分散投資と喧伝(ケンデン)されている。確かに将来の年金制度の行方は不透明であり,何時からが老後になるかは分からないが,生きていれば,当然だが,生活していかねばならない。それに...
マルクスとエンゲルス(3)革命の失敗とイギリスでの余生;近代ドイツ 9
マルクスとエンゲルス(3) 革命の失敗とイギリスでの余生;近代ドイツ 9 1844年、エンゲルスは、帰国の途上,パリで,マルクスと再会し,互いに同志として打ち解け合う仲となった。二人は生涯の友情を誓い,以後,衝突すること無く,困難に会えば支え合い,難局に際しては励まし合って,共に旧態然たる諸勢力と...
復活への階段 the stairs to resurrection その4
復活への階段 the stairs to resurrection その4 気が付いてみると今年ももう2か月となっている。デルタ株の4波,5波も過ぎ,一先ず中国,ヨーロッパの動静はヴァクチンの効果もあり,一応の安定に戻りつつあるように見える。しかし,季節的なものか,どうか,は定かではないが,アメリカは元より,インド,ブラジ...
マルクスとエンゲルス(2)使命感の沸点とその過ち;近代ドイツ 8
マルクスとエンゲルス(2) 使命感の沸点とその過ち;近代ドイツ 8 1842年11月、エンゲルスは、マンチェスター西部ソルフォードに向かっていた。そこには,父親が出資した「エルメン&エンゲルス商会」の紡績工場があり,彼の経営能力が試されることになっていた。しかし,エンゲルスは,その意に反し,中間層との...
退職後の生計と終末期医療 その3
退職後の生計と終末期医療   その3 終末期医療とは,いわゆる延命治療の事である。それは加齢による寝たきりの場合だけではない。つい最近まで,その筆頭は癌であった。しかも,今や,様々な難病も報告されており,実際のところ,老人だけの問題ではない。これら,人間の寿命に関する報告は,欧米では二通りの解釈...
退職後の生計と終末期医療 その2
退職後の生計と終末期医療   その2 現在,60歳代で子と同居している世帯は珍しくない。子は40歳か30歳代であり,平均所得は手取り30万円から40万円くらいで,親の所得もサラリーマンで50万円前後であればいい方である。家が戸建てでローンの完済が目前といったところであり,多分,今が最も一家の所得が安定して...
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