復活への階段 その10
復活への階段 the stairs to resurrection その10 2022年8月,アメリカの物価上昇率は止まらず8%前後を推移しており,FRBの目算は外れ,インフレと物価高と公式には認めたがらないリセッッションが交錯する局面を迎えつつある。9月21日のFOMC会合では前月に続き0.75%の利上げを行ったが,国内のインフレの拡散を止...
復活への階段 その9
復活への階段 the stairs to resurrection その9 2022年8月,FRBは二度目の0.75%の利上げを実施した。この効果か,アメリカのインフレ率は低下し,賃金の上昇も手伝って,マーケットの反応も良く,S&P500は半値戻しの買いが入った。このタイミングで9月のFOMCが0,5%に利上げで済めば,アメリカ経済の回復基調は確...
復活への階段 その8
復活への階段 the stairs to resurrection その8 2022年6月のアメリカのインフレ率は8.6%に達し,FRBは長期金利を0.75%引き上げ,インフレ退治に本格的に乗り出した。これは,最も警戒すべきリセッションが目前に迫っていることを予感させ,同時にスタグフレーションの落とし穴に向かって,経済全体が委縮していく前...
復活への階段 その7
復活への階段 the stairs to resurrection その7 2022年3月16日,FRBは0,25%に金利を引き上げる決定を下した。一方,今年中に6回の金利の見直しをすると宣言した。パウエル議長は会見で予想を超えるインフレ圧力に市場が曝(サラ)されていることを認め,緊縮策が経済の常態回帰を妨げない範囲でインフレを許容す...
復活への階段 その6
復活への階段 the stairs to resurrection その6 2021年最後のFOMCが12月15日に終わり,FRBはテーパリングの加速に踏み切った。これまで月150億ドルだった量的緩和の縮小の上限を一気に2倍の300億ドルに引き上げ,来年6月には終了することを明言した。そして,その後は対インフレシフトに切り替え,来年度の金利引...
復活への階段 the stairs to resurrection その5
復活への階段 the stairs to resurrection その5 現在の世界の水素生産は,産業ガス大手であるフランスのエア・リキード,ドイツのリンデ,アメリカのエア・プロダクツ・アンド・ケミカルズの3強が大半を占める。エア・リキードの年内生産量は重量換算で約120万トンに相当する140億㎥,日本国内水素供給量全体の半...
退職後の生計と終末期医療 その5
退職後の生計と終末期医療   その5  厚労省が今進めようとしている施設介護から在宅看取りへの流れは,これまでの施設介護の弊害である,入居者に課せられる内規の問題では,例によって,臭い者には蓋(フタ)という御座なりな姿勢で対処してきたことが災いして,入居者やその家族と齟齬(ソゴ)が生じることも多...
退職後の生計と終末期医療 その4
退職後の生計と終末期医療   その4  現在,貯金の大半は,すでに投資のことを意味するようになっており,一般には長期小額分散投資と喧伝(ケンデン)されている。確かに将来の年金制度の行方は不透明であり,何時からが老後になるかは分からないが,生きていれば,当然だが,生活していかねばならない。それに...
マルクスとエンゲルス(3)革命の失敗とイギリスでの余生;近代ドイツ 9
マルクスとエンゲルス(3) 革命の失敗とイギリスでの余生;近代ドイツ 9 1844年、エンゲルスは、帰国の途上,パリで,マルクスと再会し,互いに同志として打ち解け合う仲となった。二人は生涯の友情を誓い,以後,衝突すること無く,困難に会えば支え合い,難局に際しては励まし合って,共に旧態然たる諸勢力と...
復活への階段 the stairs to resurrection その4
復活への階段 the stairs to resurrection その4 気が付いてみると今年ももう2か月となっている。デルタ株の4波,5波も過ぎ,一先ず中国,ヨーロッパの動静はヴァクチンの効果もあり,一応の安定に戻りつつあるように見える。しかし,季節的なものか,どうか,は定かではないが,アメリカは元より,インド,ブラジ...
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