自我と人格 その2(後編)
ヒトは危険を察知すれば回避行動をとる。と思われがちだが、実は前頭前皮質(第3層の脳)には、闘争、あるいは逃走、あるいは硬直(応答)(fight-flight-freeze responses)という行動原理があり、3つの内の各れかの反応を示すのであって、それは各々の個体によって異なる。一様に同じ行動をとる訳ではない。 又、前頭前皮...
自我と人格 その2(前編)
10代から20代にかけては第3層の脳(大脳新皮質;特に前頭前皮質)が発達すると共に第1層の脳(脳幹・小脳など)・第2層の脳(大脳辺縁系;扁桃体・海馬・側坐核など)との境界領域での密接な相互作用・共同連携動作(例えば前頭前皮質と近接する眼窩前頭皮質などが発源となる“思いやりsympathy”のような情動と意思決定decision ...
自我と人格 その1
 自我egoと人格personalityについては、20世紀初頭から多方面からの見解と議論がある。自我と自己とは別のものであるとか、自我は抑制されなければならないとか、人格形成こそ自己実現の道であるとか、様々な主張・意見があり、それなりに説得力もある。ただ、それが何故なのか、どういったメカニズムmechanism(仕組み)...
自我と人格 – prologue –
 ヒトは成長するに従って、その人となりである人格を形成する。  ボクは時に反発することがある。それは異なる意見を押し付けられたり、意に反した行動をとらされたりした時だ。又、感情的になり、他人の意見を受け付けないこともある。それはどうしてだろうか?自分の中に合理的に説明できない何かがある、と感じ...
シンギュラリティーは近い?
 AIの進化について様々な議論がなされているが、2年程前からシンギュラリティーsingularity(技術的特異点)という言葉が盛んに取り沙汰されている。この言葉はアメリカの数学者でSF作家のヴァーナー・ヴィンジ(1944.2.10.-)と発明家・コンピュータ工学者のレイ・カーツワイル(1948..2.12.-)が各々提示したもので、彼等に...
<sign・言葉・文字・AI>その1
生命体は何らかの形で”sign”(しるし)を使って活動している。単細胞生物も多細胞生物も、電気的信号、あるいは化学的信号を”sign”として利用している。両生類は化学物質、粘液を生活圏の確保に使うものも多い。爬虫類では嗅いをコミュニケーションcommunicationの手段にするし、コブラのように音を威嚇に使うものもいる。...
<sign・言葉・文字・AI>その2
“知”の集積は記憶の蓄積でもあり、暦の成立によって年代記が編まれ、時空間連続体の経過記録である「歴史」が誕生した。これは画期的なことである。情報は時間と共に積み重なり、整理され、分類され、必要に応じて編集された。先人の治績、生活情況、性格に至る迄、詳細な記述がなされた。こうした文書を保管し、後世に...
運命の輪[Wheel of Fate]
混沌の中から全ては始まる。それは、結び付きの始まりである。受精、細胞分裂、胎動。情報の諸要素は、動的な規則性を持つ配置により、体系を形成するに至る。間もなく、個体は誕生の準備段階に入る。不安と期待が交錯する緊張。意識とは呼べない知覚は独立するが、実体は環境に依存する欲求の原型的実在である。誕生に...
国民国家の終焉と国際国家への移行
ルネサンスを経て、近代市民社会の成立をみるまでの間に、ナショナリズムのうねりがおこった。最も顕著だったのはイギリス、フランス、そしてアメリカだった。イギリスは議会制民主主義のヒナ型ができていたし、独立したアメリカも立憲主義に基づいた主権在民をうたった憲法を制定した。フランスは革命を経てナポレオン...
光と水の科学
21CはTechnologyが劇的に変化するだろう。AIの進化により、都市計画は自然(緑)との調和が画られ、身近に水のstreamも整備されるだろう。従って、建築学は生態系の保護も視野に入れた環境建築学へと発展する。 “水”はそもそも希少な資源である。地球内の”水”はその量に限界があることを知らねばならない。小麦も米もト...
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