自我と人格 extra edition その3
urgent question(-緊急質問)
Siri, are you crazy or not?
Anything wrong with you recently?
-Siri, どうかしたか?
-最近、マズいことでもあったか?
近頃、Siriがオカシイ。“宮城野区”を“キュウジョウノク”などと言う(英語version)。
software updateのたび、そのメンテは、何かオカシイ、と思う。
...
自我と人格 その5
恋愛については、この辺で切り上げ、まとめに入ろう。このseriesはこれで一応終着したが、近年、妬みや復讐(フクシュウ;revenge)についても研究発表が続いていて、少しずつ、その生理的解明も進んできている。確かに今回のthemeは難解な内容で、予備知識のアル・ナシによって読者の負担も大きく、挫折した、閉口し...
吉本”喜劇”;隆明サンの足跡
2018.12.01
トピックス
少し力を抜いてカルイものも書きなさいと言うので、こういうものも書かなくてはいけない。
要するに隆明サン(吉本隆明 1924.11.25.-2012.3.16.)は大衆迎合・大勢順応の左翼を名乗る変節漢である。存命中、academicなliberalや既成左翼と論争をくり返し、多数(沈黙の多数を含む)こそ民主主義の原点という立場か...
回想のK・加藤;もう帰ってこないヨッパライの軌跡 Reminiscence and trajectory of Tonoban
2018.12.01
トピックス
自称、加藤和彦評論家であるので、彼のことについても書かなければならない。彼とは旧知の仲というわけでもなく、ただ、その当時、仕事の関係上会う機会があったという程度の仲である。彼は五つ上の先輩で、勿論、敬意を払っていたのであるが、仕事上の不手際もあって、彼にはよく叱られた。そうでなくても、会った時...
自我と人格 extra edition その1
信仰心・宗教心については、その生理的mechanismに直結する話題はscience sideにはまだ無い。しかし、これだけ、精神的危機の時代と言われ、うつ病や統合失調症などの疾患が広がる現代において、宗教の担う役割を否定することはできない。とはいえ、既成宗教の在り方には疑義があることも事実であり、一概に肯定できる...
胎動、あるいは黎明;近代ドイツ1
フランクフルト・アム・マインFrankfurt am Mainの両替商マイヤー・アムシェル・ロートシルトMayer Amschel Rothschild(赤い盾.Red shieldの意)(1744.2.23.-1812.9.19.)は、その5人の息子たちと共にフランス革命の混乱からナポレオン戦争に至るヨーロッパの大動乱の時代を生き、その時代を背景に合法・非合法を問...
帝国の統合と政教合体;ドイツ2
すでに皇帝戴冠以前、951年ミラノを支配下に置きヴェネツィアへの道を手中に収めていたオットー1世はローマでの権力掌握とイタリア経営にとりわけ熱心で、それを帝国統治の基盤に据えたが、イタリア南部に権益を有し、帝国の正当性に疑義を呈して戦争状態となっていたビザンティン帝国との和解が喫緊の課題であった。帝...
自我と人格 その4
前部帯状回皮質とフェニルエチルアミンの恋愛システムにおける協働については確固たる証左があるわけではないが、両者の各々の働きによって、そのシステムが稼働している事実は否定できない。その働きとは何か?簡略に述べる。
前部帯状回皮質(前帯状皮質)は大脳辺縁系(第2層の脳)内に在って、それ自体の総合的...
自我と人格 その3
10代から20代の成長過程growing processでヒトは恋愛を経験する(希れに例外はいる。)。この事象の意味するところは競争の項で一部触れているので、ここではその意義と仕組みmechanismについてだけ説明する。
まず、恋愛活動とはヒト特有の求愛行動のことを指していると思われる。ヒトの場合、性的成長は10代の前半...
神聖ローマ帝国の成立;ドイツ1
814年カール大帝はアーヘンで死去した。
今も初代神聖ローマ帝国皇帝とみなされているこのフランク王国の支配者はその治績ゆえにとも呼ばれる存在であったが、死後、王国は動揺し、地方権力が分立してその領地は解体寸前となっていく。
カール大帝の第3子ルードヴィヒ1世(独人王)の時代、王国はまだ保全されていた。ル...