自我と人格 その5


 恋愛については、この辺で切り上げ、まとめに入ろう。このseriesはこれで一応終着したが、近年、妬みや復讐(フクシュウ;revenge)についても研究発表が続いていて、少しずつ、その生理的解明も進んできている。確かに今回のthemeは難解な内容で、予備知識のアル・ナシによって読者の負担も大きく、挫折した、閉口した、と言った声もあったのも事実である。こちらも何度も中断を余儀なくされ、意味を理解してもらうためにはどこまで詳述し、どこまで簡素化すべきか、だいぶ悩んだこともあったが、ようやく、予定を消化できて、ホッとしている。この一連の説明で読者の知識欲を満足させることが出来たか、分からないが、その一助とでもなったとすれば、こちらも歓びである。
 この後、extra editionとして信仰のmechanismを特集して、このshort column(shortではなかったが。)のseries、自我と人格を終了とする。
2018年12月01日
Posted by kirisawa
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