ショーペンハウアー 東洋思想の流入;近代ドイツ 10
ショーペンハウアー 東洋思潮の流入と古典主義;近代ドイツ 10
アルトゥール・ショーペンハウアー(Arthur Shopenhauer 1788.2.22.-1860.9.21.)は裕福な商人ハインリヒと名門トロジーネル家出身の女流小説家ヨハンナとの長男としてダンツィヒ(現グダニスク)に生まれた。父ハインリヒは,国民主義自由主義運動に...
マルクスとエンゲルス(3)革命の失敗とイギリスでの余生;近代ドイツ 9
マルクスとエンゲルス(3) 革命の失敗とイギリスでの余生;近代ドイツ 9
1844年、エンゲルスは、帰国の途上,パリで,マルクスと再会し,互いに同志として打ち解け合う仲となった。二人は生涯の友情を誓い,以後,衝突すること無く,困難に会えば支え合い,難局に際しては励まし合って,共に旧態然たる諸勢力と...
マルクスとエンゲルス(2)使命感の沸点とその過ち;近代ドイツ 8
マルクスとエンゲルス(2) 使命感の沸点とその過ち;近代ドイツ 8
1842年11月、エンゲルスは、マンチェスター西部ソルフォードに向かっていた。そこには,父親が出資した「エルメン&エンゲルス商会」の紡績工場があり,彼の経営能力が試されることになっていた。しかし,エンゲルスは,その意に反し,中間層との...
500マイル 第5章 静穏 deep beautiful islam
500マイル 第5章 静穏 islam
深淵なる沈黙 deep beautiful silence
静穏(セイオン)とは,全てが完結した後に来る平和,といったことを意味する造語である。それは,残念なことにislam教の僕(シモベ)であるカリフやアヤトラたちの言う神Allahへの服従による平和ではない。そもそもislamとは,Allahの前...
Sophie × Pistis (智慧×信仰)stage 4
Sophie × Pistis (智慧×信仰) stage 4
哲学の物理学 philosophical physics
漸(ヨウヤ)く,物理学の神髄であるマイクロな物理量を推し量るところまできたわけだが,今や先行する理論は数式の域を出ない。ボクたちは,可変的で絶え間なく振動する世界の一部であることまでは分かった。しかし,ここへ来て...
実存主義の泥濘(ヌカルミ)Muddy existentialism
Muddy existentialism 実存主義の泥濘(ヌカルミ)
prologue 内在の思(視)考
実存は本質に先立つ。と,複眼の哲学者は言った。又,人間の行動は,投企的である。とも。脳の機能は,測・行・証の同時進行の繰り返しであり,最初の報酬系の動機は逐次更新していく。とも。それならば,而して,その本質は何処...
500マイル 第2章 迷宮の十字路 labyrinth crossroad
第2章 迷宮の十字路 labyrinth crossroad
「なぜ,ボクの人生にまで,箍(タガ)を嵌(ハ)めようとするのか!」フランツ(Franz Kafka 1883.7.3.-1924.6.3.)の怒りは,その父親に向けられていた。その父の育った村には支配者が暮らしたと思しき小さな城があり,その土地に閉じ込められた生活の匂いが,まだ残っ...
ショートコラムの憂鬱 2021 part 1
問題解決の道。Road to success of world problem。
兵士たちが武器を置き,家路に着けば,自(オノ)ずと,戦乱は止み,世界に平和は訪れる。我が家に帰ろう,もう争いは嫌だ。それだけでいい。悪戯(イタズラ)に命を奪い合うことも無い。対立と分断は錯覚に過ぎない。眼前の現実を知ることこそ,今,必要だ。偏見...
フォイエルバッハ 迷走する未来と精神の昇華、唯物論の登場;近代ドイツ 6
ルードヴィヒ・フォイエルバッハ(Ludwig Andreas Feuerbach 1804.7.28.-1872.9.13.)はバイエルンのランツフートに、高名な刑法学者ポール・アンセルムの四男として誕生した。一家は、著名な知識人・学者・画家といった人々であった。考古学者の長兄ヨーゼフ・アンセルム、数学者の次兄カール・ヴィルヘルム、法学者の...
500マイル 第1章 死を待つ wait for death
アメデオ(Amedeo Modigliani 1884.7.12.-1920.1.24.)の心残りは、ジャンヌ(Jeanne Hebuterne 1898.4.6.-1920.1.25.)だけだった。愛していた。深く。世界で最も愛おしい存在。心安らぐ、何もかも、没入させてくれる女性。全ては、彼女のためにあった。彼女の産んでくれた小さな存在も、又、愛おしい。素晴らしい人生...