幸福の輪[Wheel of Fortune];煉獄への誘い その10
幸運の輪[Wheel of Fortune];煉獄への誘い その10 花かおり 月霞む夜の手枕に 短き夢ぞ なほ別れ行く  (玉葉和歌集)  舞台には幕が降りつつある。春の夜のひととき,うとうとと,為相(冷泉為相 1263-1328.8.22.)は,別れの切なさや遣る瀬無さを振り返り,その邂逅の縁(エニシ)の不思議に想いを馳...
実存主義の泥濘(ヌカルミ)Muddy existentialism
Muddy existentialism 実存主義の泥濘(ヌカルミ) prologue 内在の思(視)考  実存は本質に先立つ。と,複眼の哲学者は言った。又,人間の行動は,投企的である。とも。脳の機能は,測・行・証の同時進行の繰り返しであり,最初の報酬系の動機は逐次更新していく。とも。それならば,而して,その本質は何処...
You need me, perhaps, or I need you chapter 6
猫に鈴をつける。Who is to bell the cat ? 猫が鼠を獲るのは、自明の理である。些(イササ)かも不自然なことでは無い。それは、猫の天性であり、定められた業である。鼠にしてみれば、天から授かった有り難くない、如何ともし難い宿命であり、避けて通れない災難と言う他ない。鼠は、一族が猫の餌食となっていくの...
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