幸運の輪 [wheel of fortune];煉獄への誘い その11
幸運の輪[Wheel of fortune];煉獄への誘い その11 秋月の世(夜)の耽(フケ;更け)るまま,邂逅の断片たちは,遠ざかっていく。雛菊(daisy;花言葉;平和・希望)の咲き乱れる秋の野に血腥(ナマグサ)い,殺戮者の剣が突き刺さる。 詩人が覚束(オボツカ)ない足取りのまま,月明かりの夜に外に出ると,遠...
レディー・かぐやの伝説
レディー・かぐやの伝説 月という世界と信仰 月は何か心もとない静寂の世界と考えられがちだが,本当にそうだろうか?地球の重力の影響で月は年に数㎝ずつ落ちてきていることは分かっており,何れは衝突するのだろうか?否,その計算は間違っていないかもしれないが,それ以前に太陽の方に寿命が来るという計算も...
Melpotemeの渇き 2章
Melpotemeの渇き 2章   独白。monologue。 渇きとは,何時の時代にもある渇望のことである。 20世紀も半ば過ぎ,世界戦争が終結して間もない頃の「100年後の世界」と題する論説を読むと,大学は解体されて既に無く,学歴は各々個人がテレビ電話を使って学習し,定期試験や論文を提出して,テーマごとに国家機...
Melponemeの渇き 序章
Melponemeの渇き 序章 (Melponeme(メルポネーメ)とは,悲劇の女神,のことである。)   少なくとも,20世紀半ば位まで,人々は,放浪する魂という,因循な世界観に縛られてきた。それは閉じられた円環で繰り返される循環運命論である。人間は時空を超え,過去にも未来にも魂となって生き続けるというその思想...
微睡日記抄 その9
微睡日記抄 その9 虐情の連鎖と涙。戦争を忌む。 戦争について語ることは,もう十分語り尽くしてしまった。限定的な段階であれば,見過ごされると,政治家たちは考えがちだが,これからの地球は、違う。戦争は廃絶されなければならない。暴力ではなく,国際協約に基づく相互間の対話こそがそれに代わるものとして...
500マイル 第6章 愚者の功罪
500マイル 第6章 愚者の功罪 Fool’s merits and demerits  現在形という未来 the future of the present form 「私たちの越える丘(The Hill We Climb)」アマンダ・ゴーマン(Amanda Gorman 1998.3.7.) 「私たちが分断を終わらせ,未来を手にできるか,どうか,は,私たち自身が,今,抱(カカ)える相...
500マイル 第4章 内在との出会い
500マイル 第4章 内在との出会い encounter to the immanence  遠い旅路の果て,未知なる道が開かれ,向こう側への旅が始まる。 世界は既に溶融し始めている。それは,幻視(原子・原始)から始まり,幻視へと回帰する奇妙なクロニクル(年代記)の1ページ。惑星の1ページである。 「邪悪な者たちが地球を...
連邦の形成過程と自治意識;ドイツ 10
連邦の形成過程と自治意識;ドイツ 10 本シリーズでは,宗教支配と国家体制の確立という観点から中世ドイツの歩みを観察・論説してきたわけだが,信仰の教義に左右されながらも,何とか道徳律に従おうとする,両勢力の葛藤を軸に神聖ローマ帝国の実態を明らかにしようと試みてきた次第である。ドイツ人は独立の気...
ショートコラムの憂鬱 2021 part 3
ショートコラムの憂鬱 2021 part 3 sleepy eyes evening。(日経新聞の記事より) ドイツの水素へのエネルギー転換政策が停まらない。主力企業であるシーメンスが2024年までに水素鉄道に参入すると表明して10カ月,ドイツ鉄道と共同で燃料電池を搭載した車両の開発も始まり,補給インフラの拠点の整備も含め,こ...
ショートコラムの憂鬱 2021 part 1
問題解決の道。Road to success of world problem。 兵士たちが武器を置き,家路に着けば,自(オノ)ずと,戦乱は止み,世界に平和は訪れる。我が家に帰ろう,もう争いは嫌だ。それだけでいい。悪戯(イタズラ)に命を奪い合うことも無い。対立と分断は錯覚に過ぎない。眼前の現実を知ることこそ,今,必要だ。偏見...
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