マルクスとエンゲルス(2)使命感の沸点とその過ち;近代ドイツ 8
マルクスとエンゲルス(2) 使命感の沸点とその過ち;近代ドイツ 8 1842年11月、エンゲルスは、マンチェスター西部ソルフォードに向かっていた。そこには,父親が出資した「エルメン&エンゲルス商会」の紡績工場があり,彼の経営能力が試されることになっていた。しかし,エンゲルスは,その意に反し,中間層との...
退職後の生計と終末期医療 その3
退職後の生計と終末期医療   その3 終末期医療とは,いわゆる延命治療の事である。それは加齢による寝たきりの場合だけではない。つい最近まで,その筆頭は癌であった。しかも,今や,様々な難病も報告されており,実際のところ,老人だけの問題ではない。これら,人間の寿命に関する報告は,欧米では二通りの解釈...
退職後の生計と終末期医療 その2
退職後の生計と終末期医療   その2 現在,60歳代で子と同居している世帯は珍しくない。子は40歳か30歳代であり,平均所得は手取り30万円から40万円くらいで,親の所得もサラリーマンで50万円前後であればいい方である。家が戸建てでローンの完済が目前といったところであり,多分,今が最も一家の所得が安定して...
退職後の生計と終末期医療 その1
退職後の生計と終末期医療   その1  マス・メディアでも取り上げられるようになってきた人生100年時代。一体,何が問題か,と言うと,ずばり,生活費は何処から来るのか,働けなくなったら,誰の世話になるのか,いくら長寿社会になったとしても,子や孫も年をとる。現実問題としていくら健康なまま年をとったと...
ショートコラムの憂鬱 2021 part 2
ちょっと,気休め,骨休み,の道。Road to a little relax of brain and bone 前節で,あまりにも楽観的というか,非現実的なことを書いたので,「あんたは阿呆か!」というお褒めの言葉を多数いただきましたのでお答えいたします。ボクはホントに阿呆なのです。もう,人生も折り返し地点を過ぎ,何を言っても始まら...
ショートコラムの憂鬱 2021 part 1
問題解決の道。Road to success of world problem。 兵士たちが武器を置き,家路に着けば,自(オノ)ずと,戦乱は止み,世界に平和は訪れる。我が家に帰ろう,もう争いは嫌だ。それだけでいい。悪戯(イタズラ)に命を奪い合うことも無い。対立と分断は錯覚に過ぎない。眼前の現実を知ることこそ,今,必要だ。偏見...
フォイエルバッハ 迷走する未来と精神の昇華、唯物論の登場;近代ドイツ 6
ルードヴィヒ・フォイエルバッハ(Ludwig Andreas Feuerbach 1804.7.28.-1872.9.13.)はバイエルンのランツフートに、高名な刑法学者ポール・アンセルムの四男として誕生した。一家は、著名な知識人・学者・画家といった人々であった。考古学者の長兄ヨーゼフ・アンセルム、数学者の次兄カール・ヴィルヘルム、法学者の...
復活への階段 the stairs to resurrection その3
貴方の警告は間違っている。債務がいかに膨張しようと、社債で株をどこまで吊り上げようと、実際、現実には、何の影響も、何の破局も起こらないではないか。実体経済と遊離した市場の過熱と、貴方は言ったが、この低金利は、正に実体経済立て直しの市場からの要求そのものではないのですか?新しいITの産業社会が浮揚し...
復活への階段 the stairs to resurrection その2
不毛の大統領選挙まで1カ月も無い。9月のFOMCは、議会の党派対立の余波を受けて、全くの空砲に終わり、何ら有効な手立てを講じる術もなく幕を閉じた。そこには空虚な、あからさまな、荒廃した民主主義に対する幻滅が残った。パウエル議長の、「景気回復まで金利は緩和的に維持し、経済を支える。」という言葉が繰り返さ...
ショートコラムの憂鬱 2020 part 9
幸運と夢の未来。lucky chance and dreaming future。 アルゼンティンは、永く、破綻(デフォルト)国家として有名だったが、今回のパンデミック危機では夏前に、主な債権国との協議が水面下で進展し、この秋には、全ての債務再編の当事者と具体的な合意に達すると言われている。それが、その通り、期待通り、実現す...
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