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アルゼンティンは、永く、破綻(デフォルト)国家として有名だったが、今回のパンデミック危機では夏前に、主な債権国との協議が水面下で進展し、この秋には、全ての債務再編の当事者と具体的な合意に達すると言われている。それが、その通り、期待通り、実現するかどうかは、まだ判らないが、何にしても、アルゼンティン経済が、正常化の一歩を踏み出したことに間違いない。その裏には、アルゼンティンが、資源大国という、もう一つの顔を持つ、新たな期待の新興国へ変貌を遂げたことがある。
驚いたことに、この牛肉と小麦以外にろくに輸出できるようなものは無い、と思われていた国に、膨大な量の希少金属資源、リチウムが眠っていたのである。IT産業に欠くことのできないこの資源が、無尽蔵か、どうか、は知らないが、何百年か食べていける分はある、という。その開発も緒に就いたばかりで、アルゼンティンは、いつの間にか、未来の繁栄を約束された、夢見る有望な新興国の一つになっていたのだった。
但し、アルゼンティンには、独力で、産業化を図る能力は無い。科学的知見と先見性を備えた政治家と起業家とが、すぐにでも求められることになるだろう。そうでなければ、欧米の企業や中国のような強権国家の草刈り場と化し、国民の利益は水泡に帰すことになる。