幸運の輪[Wheel of Fortune];煉獄への誘い その5
愛は、重要である。何を以って、愛amourと呼ぶのか、それは知る由もないが、それは、重要である。
ホーム。不釣り合いな光景に出くわすこともある、不釣り合いな空間。
しかし、そこは終着駅という、人生の運命的帰着に相応(フサワ)しい施設であるといえる。何故なら、人生とは、必然的偶然の積み重ねに他ならな...
幸運の輪[Wheel of Fortune];煉獄への誘い その4
蝶たちは、海を渡る。飛翔し、乱舞し、群れながら、海上の空を行く。そこには、蝶たちにしか、知り得ない見えない航路がある。大空が魅惑する魔性の、秘密の通路(ミチ)が。
夏は、差し当たって、炎暑である。地球上の、半分は、つまり、北半球は著しい渇水状態となっており、水が、液体が、喉(ノド)を潤すそれ...
楽園の破綻 the collapse of paradise その8
4月9日、FRBは打つべき手を打った。総額2兆3000億ドル(250兆円相当)の資金供給という、無制限のQE(量的緩和)である。事実上、FRBが直接、民間企業に資金供給するという異例の措置で、従業員1万人以下の企業に対し、財務省と特別目的事業体を設立する形で、民間銀行を通して、1年間無利子で、融資枠最大6000億ドルの...
楽園の破綻 the collapse of paradise その7
この一週間のコロナショックへの金融当局の対応は、何もしないよりはマシ、といった程度の内容で、完全に後手に回り、タイミング的にも遅きに失した感があることは否めない。問題は、今年の世界経済に与える実質的な、あるいは、実体経済へのダメージが予想の範囲を超えていることが明らかに成りつつあることと、常態へ...
ポーランドの国難と聖母
ポーランド南部の町チェストホヴァは、1381年、聖母が出現した、と言われる町である。この町の“光の山”の頂にあるヤスナ・ゴラ修道院のパトロンヌ(守護聖女)は勿論、聖母マリアであり、ビエルジュ・ノアール(黒衣の聖母)像が安置されている。1978年10月22日、日曜日、就任のミサを終えた教皇ヨハネパウロ2世は、当時...
全能の神の眼 The Eyes of Providence
1ドル紙幣の裏面にあるピラミッドの目。ただならぬ気配を漂わせた図案である。これは、俗に、プロヴィデンスの目、と呼ばれる意匠で、中世以来、主に、エジプシャン・マジックという一種の呪術の世界で使われてきた図案である。1ドル紙幣に採用されたのは、1935年で、比較的新しいが、その基になっているのは、1776年...
楽園の破綻 the collapse of paradise その6
コロナヴィールスによるダメージは、まだ思ったほどでなく、マーケットは比較的落ち着いている、と言った方がよいだろう。これは、まだ、金融当局に打つ手がある、との希望的観測による。ただし、今後の展開は予断を許さない。実体経済へのダメージは、甘く見られている、というのが、暗黙の了解であって、より大きな不...
幸運の輪[Wheel of Fortune];煉獄への誘い その3
ヨセミテYosemiteに雪は降り続き、ただ、静寂だけが、山々と渓谷の生き物たちを包み込んでいる。何もかもが眠りにつき、風は止まり、ただ、夜のしじまが、その世界を支配する。倹(ツマ)しい食卓に聖夜の食事が運ばれ、家族は祈りの時を迎えた。ネフィリムNephilimたちの夜は過ぎゆく。
end titleから始まる物語...
楽園の破綻 the collapse of paradise その5
今回は、株高・債券高で終わりそうな今年の締め括(クク)りとして、投資家心理に大きな影響を与えたリセッション観測と債務問題の行方について解説する。
11月、一時的に長期金利が上昇して、ニューヨークの一部の不動産価格に下降傾向がみられ、REITが不安定化する事変が起きたが、これも大きな波乱要因にならず...
楽園の破綻 the collapse of paradise その4
国内株式は、目下、上昇トレンドにあり、少なからず、来年への期待から、大幅に持ち直してはいるが、それでも前年の域に達するほどではなく、ようやく年初来高値という水準である。外国人ヘッジファンドなどは、来年のオリンピックまでは、景気後退の心配は少ないと判断していることもあり、又は、日銀の追加緩和の可...