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ボクの毎日はリハビリの毎日である。実は,この4,5年体の不調に悩ませられている。そして,今年漸く,大脳皮質基底核変性と言う,パーキンソン病でもALSでもない指定難病であるという診断が下った。要するに脳の神経系統の病気である。今,症状は左肩から左手にかけて筋肉が硬直・萎縮し,それこそ手としての用を成さなくなりつつある。右の手はまだ何とか言うことを聞いてくれているのでこれは良しとすべきことであるが,片手が動かないということが斯くも不自由だということに恐れ入っている次第である。ドクターは左側の麻痺だから右側の脳に障害があるのだろう,などと素人にも分かりそうなことを言う。しかし,難病なのだから回復の見込みは無い。リハビリで病気の進行を遅らせるしかないだろう,とのご託宣である。最近ではさすがに起きているのが困難になってきて寝てしまうようなことも珍しくなくなり,老齢と言うものを感じる。だが,どう足掻いてみてもどうなるものではないと分かっているのだから始末が悪い。
先が長くないと思うと,やはり,死を意識する。当たり前のことだ。ロシアでは死ななくともいい人々が殺されている。ロシアではなくウクライナだ,そうではあるが,プーチンが絶対的権力を握っている以上,そこはロシアの一角であり,ソ連邦を形成していたサテライト国家なのであって,彼の頭には民主主義も独立国家も無いのである。彼こそ崩れ去ったソ連邦の亡霊であり,もはや存在しない東側の独裁者なのだから。それより先,ロシアがどうなるか,はしばらくは静観するしかないが,内部から瓦解するのは間違いなく,プーチンの命運もそこで尽きるだろう。
世界が民主主義に変貌していくことは歴史的必然であって,安売りの国民国家は,やがて姿を消し,ワン・プラネットに相応しい国際協調の地球が到来することは疑う余地は無い。トゥンベリやマララの時代は近づいている。