[ショートコラムの憂鬱 2019 part1]


最近のコラムは、何か複雑で小難しくなりすぎで、面白くない、という意見があるそうだ。そうだろう、ボクもそう思う。最近、仕事をしていても、何もしたくないとか、そういう気分になったりする。大して長くもない人生だが、これまでの経験上、こういう時は、かなり、煮詰まっている状態なのだ。考えや方針などが頭の中で具体的に想起される直前の状態と言った方が良い。それは分かっているのだが、こんな風にすでに面倒な文章になってしまっている。全く、始末に悪い。何故そんな具合か、と言えば、それは企業秘密である。
 ボクは獏(バク)ではないか、と思う。獏というのは、“動物さん、こんにちは”、のバクではない。みんなの知っているアノ悪夢を食う獏である。(夢枕獏という作家さんがいるが、専売特許ではないと思うので、ボクも獏の仲間に加えてもらおう。)ボクの書くお話は、近未来の、人間にとって余り有難くないテーマが多いという評判で、又、ためにはなるが、話題にしたくないという向きもあるそうで、金輪際このサイトにアクセスしないと言った女性もいたらしい。
そういう訳で、嫌われコラムをこれからも、どう読んでもらったらいいか、という難題も吹っ掛けられている昨今、ボクとしては、これまでより、さらにチャランポランで訳の分からない内容を、どこまで砕いて読みやすい文章にできるか、性根を据えてやってみるしかない。(乞う、ご期待、とメフィストは言った。)
2019年06月15日
Posted by kirisawa
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