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いでんしじょうほうこうがく その6
色見えでうつろ(移・虚ろ)ふものは世の中の 人の心の花にぞありける
ボクたちは何処へ行ってしまったのか?
「脳疾患」治療の最前線について,わかる範囲で記述してきたが,実を言えば,脳下垂体から分泌される種々のホルモンとの関連も重要なファクターとして取り上げなければならない。統合失調症においては,ドーパミンの制御系が鍵を握ると言われ,脳神経系に属するパーキンソン病との併発の場合,その分泌をいかに調整するかが問題であった。これは,まだ,研究模索中の段階であるが,セロトニンの安定分泌中の状態から,何がトリガーとなって,ドーパミンの過剰分泌に発展するかが分からず,その結果起きる,興奮状態の緩和はいまだ謎の領域に属する。特に活発な脳活動を行う患者については,ドーパミンとノルアドレナリンの代謝とがどのようなバランスで精神作用を起こすのかを見極めるデータは,まだ十分集められていないのが現状である。このホルモン制御系の仕組みは「脳疾患」だけに限らず,「消化器系」や「循環器系」の疾患においても同様に重要ファクターと考えられており,今後の解明が期待される分野である。
現在,薬学的見地から,化学物質からのアプローチだけでなく天然由来の物質への関心が急速に高まりつつあり,抗がん治療薬の分野でそれは著しい傾向がみられる。これは自然界と人類社会との間にあった科学的研究との溝を埋める好機の到来とも言え,より安全で効率の良い薬剤の開発が待たれる。